三菱一号館美術館「ヴァロットン展」へ 夕食は銀座「竹葉亭」で
2014-09-20


今日は招待券を頂いた、三菱一号館美術館の「ヴァロットン展」へ。ヴァロットンについてはほとんど知りませんでしたが、とてもおもしろい美術展でした。
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初期の作品は古典派のようにアカデミックで伝統的な絵画だったのに、1890年代後半から画風が変わって、単純で階調のない白黒の木版画、ディテールを省略したような絵画に変わっていきます。絵の主題も皮肉がきいたものから、どこか不安を感じさせるものばかりです。
1910年代の神話を題材とした絵画に至っては、「何だこれは?」と思うほど漫画チックで驚きました。
「竜を退治するペルセウス」はサロン・ドートンヌ展で酷評されたそうですが、そうでしょう。どうみても竜がワニですから。左にいるアンドロメダもギリシア神話の王女とは思えません。「さっさと、このワニを退治してよ!」と夫に言っているような庶民的な怒ったおばさんです。ヘアスタイルは黒柳徹子さんみたいです。

土曜日で会期も残り少ないとあって入場者も多かったですが、こんなおもしろい画家の美術展だから、口コミで人が集まったようにも思います。

夕暮れになったので、お隣の「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」でお茶した後は、銀座四丁目交差点そばの「竹葉亭」へ。8月に行こうと思ったら、長蛇の列であきらめたので、今度は早めに行くことにしました。少し店内で待ちましたが、地下のテーブル席に案内されました。以前とメニューが変わって、多少値上げしていましたが、鰻の稚魚の価格が高騰しているので仕方ないでしょう。
ビールのつまみに幾つか小料理を注文。
いかうに和え
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野菜煮
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なす鳥味噌
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うなぎ重と肝吸い
鰻の量がたっぷりで堪能しました。
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